M4666●江戸明治和本等＞商人夜話艸 心学 手島宗義 享保 小河屋多左衛門板

●江戸明治和本●商人夜話艸［商人夜話］（1冊本）
【判型】半紙本3巻1冊。縦227粍。
【作者】手島宗義（蓋岳・上川揚＊京都の豪商・近江屋主人）作。
【年代等】享保12年1月、茨木多左衛門（柳枝軒）序・刊。［京都］小河屋多左衛門（茨木多左衛門・柳枝軒）板。
【備考】分類「心学・商業」。全冊『商人夜話艸』は、柳枝軒序文によれば、雨中に著者を訪れた際にたまたま目にしたものが本書で、度重なる柳枝軒の求めで出版に及んだ商人教訓書。内容は雑多な事柄に及ぶが、上巻は商家亭主の心得、親孝行、妻に対する夫の心得、子育て、奉公人の使い方と店の風俗、奉公人の人柄の見立て、中巻は商事への没頭と資金のフル活用、我欲と公欲、嫁の選び方、従業員教育、親類等への援助、商家の主従関係、真心の行い、一門や出入りの者との交際、客との付き合い、余暇の楽しみ、商人の身代・借金、福者の戒め、下巻は人の才智に応じた指導、学者の善悪、智恵者の見極め、恩を着せぬこと、若者の諸芸、肝煎りの心得、商人の心掛け、思案の仕方、他人の異見、商人の書状、商人の家普請、火の用心、善行の勧め、町人の学問について記す。また裏表紙見返に立身出世の薬に見立てた「富宅丸」の心得を掲げる。
★原装・題簽付・美本。【参考価格（初出品時の相場）：日本の古本屋で、52,800円～66,000円（3冊本）】。
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