加山又造 筆木版 「千羽鶴」 29.6.1×27.5cm 限定248 部額装主婦の友社発行加山又造は1927(昭和2)年、京都府生まれの日本画家。祖父は四条・円山派の絵師、父は京都・西陣の衣装図案師で、幼少期から絵を描くことに親しんだ。40年、京都市立美術工芸学校に入学。44年、17歳で東京美術学校(現・東京藝術大学)に進学し、翌45年、学徒勤労令による勤労奉仕で赴いた山口県で終戦を迎えた。49年、美術学校を卒業し、日本画家・山本丘人に師事。上村松篁、秋野不矩、師の山本ら13名の画家たちによって結成された創造美術(48年発足、後の創画会)にて、戦後日本画の革新を担うひとりとして活躍する。ラスコーの洞窟壁画から、ブリューゲル、ルソー、ピカソに至るまで、幅広い時代の西洋絵画に大いに触発され、その手法を自身の日本画のなかに現代的な感覚で取り入れている。 59年に石本正、横山操らと発足した「轟会」では、大画面の作品を発表。60年代以降の作品には、日本工芸の意匠・技法への関心が顕著に見られ、代表作《春秋波濤》(1966)や《千羽鶴》(1970)など装飾性の高い作風は「 現代の琳派 」とも称された。
商品の情報
カテゴリー | おもちゃ・ホビー・グッズ > アート用品 > 額縁 |
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